およそ日刊「俳句新空間」
-BLOG俳句新空間‐編集による日替詩歌鑑賞
今までの執筆者:竹岡一郎・仮屋賢一・青山茂根・黒岩徳将・今泉礼奈・佐藤りえ・北川美美・依光陽子・大塚凱・宮﨑莉々香・柳本々々・渡邉美保
ラベル
映画
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
ラベル
映画
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
2017年9月11日月曜日
超不思議な短詩212[宮柊二]/柳本々々
›
ひきよせて寄り添ふごとく刺ししかば声も立てなくくづをれて伏す 宮柊二 穂村弘さんの解説がある。 「ひきよせて」は、戦闘の一場面と読める歌。感情語を排した動詞の連続が緊迫感を伝える。 (穂村弘『近現代詩歌』) 穂村さんの「動詞の連続」という指摘が面...
2017年9月7日木曜日
超不思議な短詩203[竹山広]/柳本々々
›
二万発の核弾頭を積む星のゆふかがやきの中のかなかな 竹山広 穂村弘さんの解説がある。 「核弾頭」と「ゆふかがやきの中のかなかな」が共存する世界に我々は生きている。 (穂村弘『近現代詩歌』) 先日放送されたNHKの「SWITCH インタビュー 達人...
2017年8月23日水曜日
続フシギな短詩172[川口晴美]/柳本々々
›
わたしたち お墓参りみたいに 動物園に行くみたいに おにぎりやサンドイッチを持って それが何だったかわからないくらい壊れてしまった欠片を踏んで 生まれたばかりでまだ何になるかわからない欠片に混じって あそこまでゆきましょう ...
2017年8月5日土曜日
続フシギな短詩147[種田山頭火]/柳本々々
›
分け入つても分け入つても青い山 種田山頭火 高倉健最後の主演作品となった降旗康男監督の映画『あなたへ』は、高倉健演じる主人公が死んだ妻の真意を知るために長崎県まで旅をする物語なのだが、その旅の途上でおなじく旅をしている国語教師と名乗るある男に出会う。その男は...
2017年1月31日火曜日
フシギな短詩80[R15指定]/柳本々々
›
水晶の 玉をよろこびもてあそぶ わがこの心 何の心ぞ 石川啄木 *今回は本文もR15指定です。 城定秀夫監督の『 悲しき玩具 信子先生の気まぐれ 』という映画がある。婚約者がいながらも夜な夜なテレフォンセックスをし、学校では...
2016年11月4日金曜日
フシギな短詩55[石部明]/柳本々々
›
黄昏の体かがんで蝶を吐く 石部明 庵野秀明/樋口真嗣の映画『シン・ゴジラ』を観ていてとても印象的だったのが、ゴジラが身をかがめて嘔吐するように熱線を吐くシーンだ。今までのゴジラ映画は熱線をカタルシスのようにどぱーっと噴射していたのに対し、今回のシン・ゴジラは身を...
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示