およそ日刊「俳句新空間」
-BLOG俳句新空間‐編集による日替詩歌鑑賞
今までの執筆者:竹岡一郎・仮屋賢一・青山茂根・黒岩徳将・今泉礼奈・佐藤りえ・北川美美・依光陽子・大塚凱・宮﨑莉々香・柳本々々・渡邉美保
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桑原三郎
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2024年10月23日水曜日
DAZZLEHAIKU79[桑原三郎] 渡邉美保
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草虱妹の手の邪険なる 桑原三郎 「草虱」は、夏に白い小さな花をつけ、秋になると棘上の堅い毛が密生した実を結ぶ。この実が道行く人の衣服や動物につき、くっつくと取りにくいので藪虱あるいは草虱と呼ばれるという。 草虱を衣服にいっぱいつけて帰ってきた兄と、出迎えた妹と...
2016年4月24日日曜日
黄金をたたく30 [桑原三郎] / 北川美美
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生涯の顔をいぢつている春よ 桑原三郎 「春よ」としたことで、春の歓喜を詠っていると解せる。冬の間の強張った顔がやわらぐ季節に顔をいじる。おそらく他者の顔ではなく自分の顔。鏡を見ずに眉や鼻や頬、髪や髭をいじるのであれば、何か考え事をしているとき、というのが大筋だけ...
2016年4月17日日曜日
黄金をたたく29 [桑原三郎] / 北川美美
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鉛筆は地獄を書いてゐたりけり 桑原三郎 小学校入学の式典を終えた女の子がやってきて、ほぼ空っぽのランドセルにひとつだけ入っていた筆箱の中身を見せてくれた。未使用の削ったばかりの鉛筆、赤鉛筆、消しゴムが綺麗に並んでいた。児童、生徒、学生というのは、やはり鉛筆を使...
2016年4月10日日曜日
黄金をたたく28 [桑原三郎] / 北川美美
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春闌けて落ちるおちると川の水 桑原三郎 春爛漫の頃、花々や鳥たちが賑やかになり心落ち着かなく、外へ出たいと思うようになる。その頃は同時に水を感じる季節でもある。すべてが清々しく、あぁ春だと思う。掲句は春の中にいる作者に虚しく映っている水の景である。大自然の摂理の中に...
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