およそ日刊「俳句新空間」

-BLOG俳句新空間‐編集による日替詩歌鑑賞
今までの執筆者:竹岡一郎・仮屋賢一・青山茂根・黒岩徳将・今泉礼奈・佐藤りえ・北川美美・依光陽子・大塚凱・宮﨑莉々香・柳本々々・渡邉美保

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2022年7月25日月曜日

DAZZLEHAIKU64[白石正人] 渡邉美保

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空蟬の覗きをりたる淵瀬かな   白石正人   空蟬は蟬のぬけがら。また、魂が抜けた虚脱状態の身という意味もある。からっぽの蟬の抜け殻には、ちゃんと目の跡が残っている。淵瀬は淀みと流れ。世の無常をたとえる語でもある。  コンクリートの壁に蟬の抜け殻がしがみついている光景はよく見るの...
2018年4月28日土曜日

DAZZLEHAIKU22[白石正人]渡邉美保

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ぎしぎしやひとり登れば皆登り   白石正人 本格的な登山というよりは、里山、野原や川辺を散策しているときだろうか。誰かが小高い所へ登り始めると、皆も登る。自由な散策なのだから後に続かなくてもいいのにと思うのだが、ついついつられて登る。  誰もがしそうな、ありふれた光景だ...
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